機能も見た目も最高水準 FELLOWの「Stagg EKG 電気ケトル」

インスタグラムでスペシャルティコーヒーやクラフトコーヒーなどのアカウントを見ていると、かなりの確率でFELLOWの「Stagg EKG 電気ケトル」を目にします。やはりそのシェイプの美しさに自然と目が引き寄せられます。
しかし、Stagg EKG 電気ケトルの魅力は見た目だけではありません。機能も十分充実しています。これまでもカフェのオーナーやスペシャルティコーヒーのプロなど、多くの人たちがこの製品を知っていて、絶賛しています。
今回、私たちはStagg EKG 電気ケトルを手に入れて実際に使ってみました。これまで使っていたケトルとの比較も含め、以下まとめました。

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見た目の美しさ

見た目の美しさは、言うまでもありません。マットブラックのボディに鏡面仕上げのステンレススチールは、柔らかな光が当たるとさらに輝いて見えます。
小さなスイッチによって温度の調整、摂氏から華氏への変更、保温モード(最大60分)、内蔵タイマーなど、すべての機能を操作することができます。
このケトルは希望の温度でお湯を沸かすのが本当に速いです(他社製品よりもかなり速く感じます)。蓋はベタベタしたり外しにくかったりすることなくぴったりとフィットし、ハンドルも(一見不思議な形をしていますが)うまく手に収まっています。グースネック式の注ぎ口は滑らかで、ゆっくりと正確に注ぐことができます。

1杯ごとに淹れる場合に最適

この電気ケトルは、注ぐときに出てくるお湯のスピードがとてもゆっくりに感じます。そのため、たとえばケメックスを使って数杯分のコーヒーをいっぺんに淹れる場合などは、少々時間がかかりすぎると思います。
たとえばHARIOのV60 珈琲王 2 コーヒーメーカーやカリタ(Kalita) ウェーブのドリッパーなどでコーヒーを淹れる人には、この電気ケトルは最適だと言えるでしょう。

一応、注意点

Stagg EKG 電気ケトルは決して高すぎる値段ではありませんが、他社の競合製品と比べるとやはり高めの価格になっています。機能は満載ですが、必ずしも画期的なものではなく、機能だけで言えば他の電気ケトルでもほぼ同じことができます。私は取っ手の部分は手に馴染む素材だと感じていますが、人によってはあまり気に入らないという人もいました。

Stagg EKGの代わりになるものはあるか?

このケトルの外観に匹敵する他のケトルを私は知りません。もちろん好みにもよりますが、シンプルで美しい外観としては、このケトルの代わりになる他の製品はないでしょう。
見た目にこだわらないのであれば、私が以前使っていたボナヴィータの1リットルの電気ケトルが代わりになるかも知れません。タイマーやグースネックの注ぎ口、デジタル式の温度設定など、Stagg EKGに引けを取らない機能がついています。
ボナヴィータはStagg EKGほど温度の選択肢は多くはありません。また1リットルのケトルを温めるのに若干長い時間がかかります。
しかしボナヴィータであれば価格はStagg EKGよりも安く、セールも頻繁に行われています。もしStagg EKGの価格のせいでためらっているのであれば、ボナヴィータも候補として考えてみることをおすすめします。

コーヒー好きには最高水準のケトルです

コーヒー好きにはたまらないケトルです。コーヒー好きを自任するのであれば、手に入れて損はありません。またコーヒー好きな人への誕生日などのプレゼントにも最適です。革命的とまではいかないまでも、他社製品よりも広く高いレベルの機能を持ち、カウンターに置いても見栄えのするデザインになっています。

しかし、このタイプのケトルを買うかどうか迷っている段階ならば、若干値段が高めですので、自分の好みを見きわめるまで少し様子をみてもいいかもしれません。